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語学学校

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ギャラリーの方と約束していた作品も一段落。もう少し手直ししたりは必要だけれども、いつまでも友人のアトリエを占領するわけにもいかず、そろそろ区切りをつけねば。7月から3ヶ月間思いがけず制作ができて、時間が経つのも早かった。一つの作業が終わって次の作業に入るたびに、足りない材料や道具があって、そういう中で自分の制作に本当に必要なものや必要なプロセスをもう一度じっくり見直すとても良い機会になった。今回の制作で見つけたたくさんの課題を、これからクリアしていかないといけない。だから次の制作が本当に楽しみ。

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今週からはドイツ語の語学学校に通ってます。私のような永住予定者や難民などでドイツ社会に入ってくる人たちには、一定レベルのドイツ語の習得が義務付けられていて、国の補助のもと比較的安く授業を受けることができます。コースは全体で6つのレベルに分かれていて、各自のレベルに合ったとこから始め、最終的にレベル6の内容が終わったらテストがあります。それに合格するとドイツに政治や法律、地理などついての全体的な知識を学び、その試験にも合格したら修了証書がもらえます。その証書がこれからドイツで生活するいろんな場面で語学力の証明になるというわけです。永住権をもらう際にはこのテストに合格していないといけません。

私は申し込むときに担当者と面談&筆記テストを受けて、レベル6のクラスから入ることに。最後の5週間だけ合流してテストに臨むことになりました。クラスは24人。3分の1がシリア人、後はトルコ人、キューバ人、アメリカ人、フランス人、ロシア人と様々。他の人たちはすでにずっとこのクラスでドイツ語学んでいるので和気あいあいとした雰囲気。50代半ばのおっちゃんから20代の若者まで、皆んなそれぞれの背景を抱えてここにいるんだろうな。

まずはシリア人のラシュビーと友達になりました。「ラシュビーとトモコ、トモコとラシュビー」と呟いている姿が面白い。学ぶって楽しいなと思える日々です。

2016-09-28 | Posted in blogComments Closed 

 

日々のこと

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ドイツに来て無事4ヶ月が過ぎました。8月に休んでいたギャラリーも9月から新シーズンが始まり、いろんな展覧会やイベントのお誘いがきます。写真は友人の合唱グループのコンサート。ケルンを代表する建築家ゴットフリード・ベームが建てたSt. Gertrud教会でありました。コーラスと言っても歌詞もメロディーもなくお互いの声を合わせていく即興的なものでとても面白かったです。

知り合いが増えたり、交渉ごとが増えたりするのと正比例でドイツ語のメールがじゃんじゃん届きはじめ、読んで返事を書くだけで半日が終わるという日も多々有ります。体力が落ちたのかと思うくらい、メールの返事とか買い物とか日常の当たり前のこと一つ一つにとても疲れがでて、夜にはぐったりします。まだまだ緊張しているということなんだろうなあ。

そして、ようやく滞在許可証と健康保険証がそろいました。滞在許可証は申請して手元に届くのに3ヶ月半。身分証明書にもなるので、ようやくパスポートを持ち歩かなくてよくなった…。今回は3年間の許可ですが、3年後の更新の時に上手くいけば期限のない滞在許可(永住権)がもらえるとのこと。

それ以外に、アーティストカードとBBK(ドイツの美術家協会)のカードを取得。必要かどうなのか、有用かどうなのか、よくわかりませんがとりあえず持ってみることに。BBKからは定期的に展覧会や公募、空きアトリエなどの情報が入ってくるので、まずはそれだけでもよかったかなと思います。

どれも申請した際にアーティストとしてプロフェッショナルなレベルかどうかという審査がありましたが、無事にクリア。こういう時に力を発揮するのがホームページとカタログ。作っておいてよかったなぁとしみじみ。

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明日から9/16~18の三日間、使わせてもらっている友人のアトリエのある建物全体がオープンアトリエです。私も作品を少し展示するなど準備。自分のアトリエではないけれど、初めてのオープンアトリエで楽しみです。

2016-09-15 | Posted in blogComments Closed 

 

制作開始

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思いがけないことに、先日参加したグループ展を主催したギャラリストが、10月までに新作ができるなら10月末の展示に加えるよと連絡がありました。とはいえアトリエもないのに描けるわけもなく、かといって断るなんてもったいなことできないし、どうしようかと思っていたら「2ヶ月程度ならうちのアトリエの一角を使ったら良いよ」と広いアトリエを持っている友人からありがたい申し出。それ以来、だいたい毎日アトリエに通っています。家からは5キロちょっとで、ライン川を自転車で越えていく道のり、30分くらいの良い運動。

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友人のアトリエのある建物はかなり大きく、たくさんのアーティストがここを使っているので、中もなかなか良い雰囲気。同じ敷地内に木工の工房やライブハウスなどもあったりします。ドイツに来てから、スーパーか図書館くらいしか行く場所がなかったのに、一時的とはいえ自分の居場所があるということがこんなにありがたいことだとは思いませんでした。行く場所があるって素敵だなあと日々実感しながら自転車をこいでます。

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日本から送った画材も無事届き、足りないものはこちらで買い足して。木製パネルも購入し、下地を作るところから始めています。普段自分が使っている画材がドイツ語では何と言うのかが分からず、画材を揃えるのに何度も画材屋さんへ足を運びました。画材は食材と違って消費税が19%かかるので、本当に高い!ちょっと買い揃えても数万円が飛んでいく感じですが、必要なものは必要なので仕方ない。取り戻せるよう良い絵を描くしかないです。

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段取りを考えながら、膠を湯煎している時間が至福の時かも。思いがけず早い段階で制作に取り掛かることができることになり、友人も含めこういった巡り合わせ全てに感謝です。

2016-07-20 | Posted in blog, 制作Comments Closed 

 

舞台を見ました

ドイツに来てから6月にBraunschweigで演劇ユニット・ チェルフィッシュの「God Bless Baseball」、昨日はMüllheim an der Ruhrで劇団・地点の「ファッツァー」を見る機会がありました。どちらも日本人の知り合いが日本の劇団が来るよ〜と情報をくれたおかげ。本当にありがたい。倉敷にいてもなかなか機会が無いのに、ドイツで。

どちらも見る側にも忍耐と思考力を要求される舞台でしたが、その舞台の前にドイツ人の観客に向けてのガイダンスがありました。日本の社会情勢についてある程度知っておくことで、なぜ彼らが今このような表現をしているのか理解の一助になるだろうと。昨日のガイダンスでは、こう切り出されました。

「現在の安部晋三内閣は、まったくもって右派であり、日本をその方向に強く推し進めている。新しいナショナリズムを形成していると言ってもいいでしょう。もちろんそれに対抗している勢力もあり…」と。福島の現状なども含めて、震災後の日本を語られていました。ここまで明確に現状が日本のメディアで表現されることはなく、演劇を通して日本の状況に詳しい一人のドイツ人が淡々とこう語り始めたことに少なからずショックと安堵を受けました。

安堵というのは、明確に言語化された現状を耳にしたことで、自分の感じていることは間違いではないという安堵感。一方でその現状を事実として耳にすることで鳥肌が立つほどのショックと。それを日本語ではなくドイツ語という言語で聞いたことも大きいのかもしれません。

余談ですが、日本語は事実にせよ意見にせよ、それをコミュニケーションの中でポンと置いて提示することに向いていない言語だと思います。英語の「It is …」やドイツ語の「Es ist…」に当たるものが無いということを、ずいぶん前に本で読みましたが、その時日本語の言語特性を知ることで生きていきやすくなることがあるんだと、感心したものです。目の前に置かれた意見や事実を否定されても傷つかないけれど、日本語の場合はその否定が提示された事に向かわず発話した人間にダイレクトに向かってしまうと。

ドイツ語で耳にすると、ポンと置かれたその現実が重たい石のように目の前にドスンと落ちてきた感覚です。残念ながら私のドイツ語の力は乏しく、全てを明確に聞き取る事はできませんでしたが、舞台でのドラムやギターのリズムや繰り返される言葉たちと合わせて、頭の中でオーバーラップしています。明日は選挙で、私は今回手続きが間に合わないため選挙に行く事はできませんでしたが、現状に対してNOと思っている方々の思いが少しでも反映される結果になる事を祈る思いです。

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文字だけでは寂しいのでBraunschweigの街並み(6月)。

2016-07-09 | Posted in blog, 日記Comments Closed 

 

1ヶ月

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引越して1ヶ月が経ちました。ケルンに着いてから、市役所での住民登録と外国人局での滞在許可証の申請が終わり、銀行口座を開設するなど一通り必要な手続きが完了しました。詳しいことは省きますが、私の場合パートナーがドイツ国籍を持っているので、3年の滞在許可が下りる見込みです。ただ許可証が届くのにあと2ヶ月程かかるとかで、今はそれが届くのを待っている状態。

すでにアトリエを探し始めていて、新しい人と知り合うたびにアトリエを探しているとアピールしてます。ケルン市には市が管理しているアトリエ物件があって、そこは市から補助が出ているので比較的整ったアトリエが割安で借りることができます。ただ希望者も多いのでまずはリストに登録して、運が良ければ連絡がくるということのようです。これはプロフェッショナルのアーティストでないと登録ができないのですが、幸い日本での活動と新しいカタログ、ホームページを見せたら問題ないということで、私も登録できました。知り合った人たちもメールでアトリエ情報を送ってきてくれるので、なんとか年内に条件に合うアトリエを見つけたいです。

様々な手続きの中でドイツではアーティストが職業としてあたりまえに認められているので、職業欄にアーティストとして堂々と書けることがとても嬉しいです。そしてプロであることを示すのに、カタログとホームページはとても役に立ちました。自分のこれまでの日本での活動と今の作品のクォリティーがきちんと認められること、これだけでも勇気が湧いてきます。こんなことで満足していてはいけないんですが、日本で職業を書くことがあるたびに複雑な思いだったので、この自己肯定感は言葉では表せないほどに大きいのです。

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6/2〜5にかけての4日間だけのグループ展も、ドイツでのスタートを切る良い機会になりました。ギャラリストとのやりとりや、プライスリスト、請求書などの書き方も含めて勉強することばかりです。ドイツ人は芸術に関しての新しい試みには寛容で、私の作品に対してもとても良い反応を率直に返してくれました。まだこちらで制作を始めていないので、実感が湧かない部分もあるのですが、もうすぐ画材が日本から届くので水彩画だけでも部屋で始めたいなと思ってます。

アトリエも滞在許可証もその他いくつかの手続きも、今はとにかく待つ状態。よく寝てよく歩いて、ちゃんと食事して。本を読んだり写真を撮ったり。自分をメンテナンスしているような感じです。なんと贅沢な時間。

2016-06-14 | Posted in blog, 制作Comments Closed 

 

引っ越しました

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5月11日からドイツのケルンに引っ越しました。これから滞在許可の手続きに入るので、それが完了しないことには、本当に引っ越せたとは言えませんが。ドイツの空港での入国審査で、私が復路の航空券を持っていなかったので、渡独の目的や滞在期間など色々聞かれました。正直に「ドイツに住むつもりで、これから滞在許可を申請する」と伝えると「VISAが無いなら入国は許可できない」と担当のお兄さん。「そんなはずはない」と強く言うと「例外があったかな?あ、日本人はVISAなしでも入国できて、入国後に申請できるんだね。OK! GOOD LUCK!」とようやくパスポートにハンコを押してくれました。ちょっと冷や汗。

ケルンに来て今日で4日目。引っ越しの荷物を片付けてさあこれからと思っていたら、今日からドイツは3連休(5/14〜16)で、週明けまで事務手続きはできません。年明けから個展の準備やデザインの仕事、引っ越しの準備などで休む間も無く動き続けていたので、急にスケジュール帳が真っ白な現状が不思議な感じです。

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余りに時間があるので、クルミを割ったりしてみました。パートナーが友人からもらったという昨年のクルミとヘーゼルナッツ。昔ベルリンに5週間ほど滞在していた時に、リンゴとクルミは買うものではなく拾うものだということを学びましたが、ケルンでは拾ったことももらったこともなかったな、などと考えながら。

毎年来ているケルンですが、留学していた2009年から比べても変わらない姿にドイツらしさを感じます。スーパーに行っても新商品など見当たらない、いつも同じ鉄板の品揃え。そういうことが贅沢に感じます。これからの生活がどうなるのか見当もつきませんが、一連の手続きが終わったら、早めに制作できる環境を整えたいと思っています。余り頻繁には更新できませんが、私の目に映るドイツの様子を綴っていく予定です。今後ともよろしくお願いします!

2016-05-14 | Posted in blog, 日記Comments Closed 

 

水彩画について

worksに2016年4月に描いた水彩画の作品を追加しました(風景のシリーズ)。
http://tomoko-painting.com/?page_id=137

今回のはポストカードくらいの小さいサイズだったので、5日で30枚程度仕上げました。

水彩画は2009年から始めて、自分の中ではある程度完成させているつもりだったのに、この4月に数年ぶりに水彩画(しかも以前の風景のシリーズ)を描いてみて仕上がりの違いにびっくり。できていたと思っていたことが昔は全然できていなかったんだなあと、意気揚々と展示していた当時を思い‥。

私の水彩画は版画に近いやり方です。自分の油彩作品の画像をPhotoshopで輪郭線を残して色面を削除するように加工します。その画像を水彩画用紙にプリンターで印刷し、その上から水彩絵の具で彩色します。同じ構図で同じサイズが何枚も作れるのはプリンターのお陰です。版画の技術がないのでプリンターを使っていますが、刷った版に手彩色というイメージです。

油絵の作業をしているとなかなか水彩画の作業場所も取れず、取り組む気持ちも全然違うのでここ数年描いてなかったけど、色で遊んだり筆さばきを探ったり、こういう作業も大事だなと思った4月でした。新しいアトリエが見つかったら、水彩画のスペースを作りたいなあなどと思い描いてます。

2016-05-07 | Posted in blog, 制作Comments Closed 

 

作品集ができました

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2月の個展が終わってから、少しずつ準備を進めていた作品集が完成しました!テハdesign unitの相方にも手伝ってもらって、構成からデザインまで何とか納得の行くレベルでまとめることができました。2014年〜2016年の作品と、友人で美術史の研究者である巖谷睦月さんによるエッセイ(webで公開しているものと同じ)を入れて。お世話になった方や美術関係者に少しずつ配っているところです。
※冊子は300円+送料を負担していただければどなたにでもお渡ししていますので、contactのページからご連絡下さい。

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冊子の作成と同時に細々作業していたのが久しぶりの水彩画。水彩画は色遊びと言ってもいいくらい、好きな色をぽちょんぽちょんと画面にのせていくだけなので、とってもリラックスするし、色彩の美しさを再発見させてくれます。最近の布の作品から見てくれている方には、こんな絵も描くの?と驚かれますが、この風景のシリーズは私の原点でもあります。

2016-04-26 | Posted in blogComments Closed 

 

次のステージへ

2月の個展、「ひいな遊美」展、そして3月はケルンでの「Die Farbe Rot」展と今年前半の予定が無事に終わりました。自分が目指していることとそのための手段や方法、そして素材・材料が無駄無く一本の糸のようにピンと張れば良いと思いますが、現実にはそうはいかず、糸は絡まったままです。個展の会期中、そのために何を捨て、何を残すのかを考えていましたが、まだまだ見えてきません。でもそれができれば確実に作品が次のステージに向かうことも分かっているので、しっかり悪あがきしていくつもりです。

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それでもドイツでのグループ展で「Tomokoの作品はとても評価が高かったよ」と、一緒に出品した作家さんから連絡があり、ほっとしています。

目の前にやらねばならないことが山積みなのですが、とにかく一つ一つクリアしていって、今ぶつかっている壁ではなくその次の壁にぶつかれるよう泥臭くがんばろうと、早くも今年の総括のようなこと考えているこのごろです。

2016-03-21 | Posted in blog, 制作Comments Closed 

 

個展が始まりました。

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無事に展覧会が始まりました。LADSギャラリーのB室です。道路沿いにたくさん窓があり、光が差し込んでくるので、色彩が映えてアトリエでは見えなかったものが見えてきます。

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大きい作品はまだ上手くコントロールできず、技術的な問題が多々あります。次への課題でもあります。

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ドイツで買った半円のキャンバス。かまぼこみたいで、可愛い感じに。今回は変形サイズにいくつか挑戦してみました。画面の形が変わることで、モチーフの選び方やトリミングの仕方も変わるので、新鮮に取り組めました。2月11日まで開催しています。どうぞよろしくお願いします。

2016-02-03 | Posted in blogComments Closed